もうすぐクリスマスですね。
「何を贈ろうかな」と迷うことってありますよね?
そう、プレゼント選びは、めんどい。
では、お花やスイーツもいいけれど、少し気の利いた“お酒のプレゼント”はいかがだろう?大人の贈り物として印象に残ります。
とはいえ、高すぎるウイスキーは気を遣わせるし、そこまで世話にもなってない。
といえど、安すぎるのも少し物足りない。
ちょうどいい価格帯で、センスの光る一本を選びたいですよね?
そこで今回は、365日ウイスキーの呑む筆者が、もう、選んでおきました。
ウイスキーを呑みながらウイスキーの勉強をする熱心な酒呑みが、5,000円前後で買える「贈り物にぴったりなウイスキー」を3酒厳選。
どれも味・デザイン・ストーリーが魅力的で、“贈られて嬉しい”こと間違いなしのボトルばかりです。
プレゼントとして贈るだけでなく、自分へのご褒美としてもおすすめ。
ゆっくりとグラスを傾けながら、心を通わせるひとときを演出してくれます。
「5,000円前後で特別感のあるウイスキーを探している人」には、まさにぴったりのラインナップ。
世界的に人気の高いジャパニーズウイスキーに絞りました。
ネットで気軽に購入できるものを厳選しています。
ぜひ、気になる一本を見つけて、あなたの“大切な人”への想いをウイスキーに込めてみてください。
ジャパニーズウイスキーの魅力もお伝え致します。
ジャパニーズウイスキー?
もう一覧に行く!って方はこちら。
ウイスキーには、世界五大ウイスキーが
あるのです。
アイルランドのアイリッシュウイスキー。
スコットランドのスコッチウイスキー。
アメリカのアメリカンウイスキー。
カナダのカナディアンウイスキー。
そして日本のジャパニーズウイスキー。
五大ウイスキーで最も歴史が浅いとされる
ジャパニーズ。
1929年に寿屋(現サントリー)より「白札」が発売されたが、その本格的なスモーキーさは当時の日本人には受け入れられず。
そこでヤケ酒に走らなかった寿屋。
1937年、満を持して誕生したのが「角瓶」。
あの「角ハイボール」の「角瓶」。
これが大好評だったと。
その寿屋の代表は、そう。鳥井信治郎。
サントリーの創業者である。
そうそう、サントリーの語源はご存知?
鳥居さん→サントリー?ではないのだ。
1907年に発売、大ヒットした甘味葡萄酒「赤玉ポートワイン」の太陽のマーク(sun)と、
鳥居でサントリーなのだ。
酒のウンチクって何杯でもイケるよね。
さて、歴史が浅いと言えど約100年が経つ。
国産ウイスキーの最高峰とも言える物は
いくつかあるが、「山崎」「響」「白州」。
この3銘柄は全てサントリー製。
山崎55年はオークションにて8,500万円。
響40年は400万。
白州25年は現在50万越え。
プレゼントにしては桁が違う。
なぜこんなに高いのだ?
認知度−供給量=値上がり
ここまでプレ値が付くには理由がある。
すんげぇ有名になってしまったのだ。
ワールドウイスキーアワード(WWA)なる、ウイスキーの世界的な品評会で軒並み受賞。
この品評会、ブラインドと言って、どこの国のどのディスティラリー(蒸留所)かは隠してウイスキーをテイスティング。
で、美味しかったみたい。
有名になれば皆、欲しがる。
しかしウイスキーは、熟成期間が鍵。
出来るまでに何年もかかる。
欲しい人は高くても買う。
認知度は高い。供給量は低い。
認知度−供給量=値上がり。
高くなるよね。
オススメのジャパニーズ3選
さて、高いウイスキーの話はここまで。
今日はお世話になった方へのプレゼントを選ぶんだ。金額じゃないんだ。
ウイスキーで感謝の気持ちを伝えよう。
知多(ちた)
ALC,43%
VOL,700ml
VAL,5,800円(送料無料)
サントリー、愛知県知多蒸留所の一品。
サントリーのことばっかり喋っているが、決して回し者ではない。
うん。じゃ、ねぇ。
知多の魅力を伝えるんだ。
チタちゃんに叱られるな。
まずはこの、明るい黄金色。
“ウイスキーなのに”だ。
理由はリフィル樽(再利用樽)にある。
香りも色も薄いが、それが知多の魅力。
そして、とうもろこしベースのグレーンウイスキーの原酒は色が薄い。
薄い×薄いが旨みを高める。
とてつもない計算をされた至宝だ。
樽の香りと、バニラっぽい香りが◎。
ずっと”クンクン”したい。
見た目通りのスムーズさもいいね。
さながら付き合いたてのイケメン彼氏。
甘めの香りの後、少しして味覚にも甘さがふわっと出てきて、飲みやすいのです。
でも後味に少しスパイシーも?
奥行きかな?スペイシー。
ラベルに漢字がある感じも好きなのよね。
和紙ラベルがまた、粋。
これは素敵なプレゼント。
イチローズモルト ホワイトラベル
ベンチャーウイスキー
ALC,46%
VOL,700ml
VAL,4,684円
ウイスキーファンなら予習済み?
背番号51でお馴染み。ではない。
日本のクラフトウイスキーの先駆け、肥土(あくと)伊知郎氏が企画した、イチローズモルト。
ベンチャーウイスキー社は2004年創業。
ワールドウイスキーアワード2007で当時まだ無名に近かった同ブランドが、ベストジャパニーズシングルモルトに選ばれ、世界(ウイスキー界隈)を驚かせた。
中でもカードシリーズと呼ばれる54本はすごい。トランプにちなんだ52+joker2本。
2000年に閉鎖された羽生蒸留所で残された原酒を様々な樽で後塾し(樽の種類を変えるなど)、熟成期間も変え個性を与えた。
2019年の台湾のオークションで54本セットが9,770万円を記録。
日本産ウイスキーの最高記録ですって。
一本180万円の計算。
ちなみに定価は6,000〜9,000円なのだ。
さすがイチローさん。
さて、ホワイトラベルの話しに戻ろう。
奇才が産んだバッティングウイスキー。
なんと9つの蒸留所のモルトウイスキーと、2つのグレーンを合わせた壮大な一品。
しかも五大ウイスキー制覇。
旅するウイスキーとでも呼びたい。
ナイスバッティング。
レモンやオレンジの様な柑橘系が爽やか。
バニラの香りも華やか。
原酒のコクとキレもいいね。
ジンジャーやピートのほのかな刺激。
でもクリーミーさもあるバランス設計。
複雑な後味が、複雑な人間関係も解消。
専用箱付きも嬉しいね。
ニッカセッション
ニッカウヰスキー ニッカセッション
ALC,43%
VOL,700ml
VAL,3,817円
ウイスキーに数あれど、これは珍しい。
ニッカ余市蒸溜所と宮城峡蒸留所、そして
スコットランドはハイランド地方にある
ベン・ネヴィスを始めとした、スコットランドのモルトだけをブレンドした「ブレンデッドモルトウイスキー」。
クラシックなウイスキーの枠を超えた
「新しい時代のブレンデッドモルト」です。
そしてウイスキーでは珍しい青いボトル。
そこには五線譜。メーカー曰く、
“ウイスキーのイメージにとらわれず、
もっと自由に楽しんでほしい。
セッションブルーに込めたのはそんな
「開放」「自由」への想い。
この青いボトルから、ウイスキーの新しい時代がはじまる。”
出典 nikka.com(ありがとうございます。)
ピーチ、ベリー、アプリコットを始めとした、バニラやカスタードを思わせる香り。
軽やかでフルーティーな、もはやアロマ。
口当たりはとてもスムーズで、クリーミー。
フルーツの甘さとモルトのコク、わずかなスモーキーさがバランスよく広がります。
甘みと香ばしさが一体となったような心地よい味わいです。
まさしくセッション(集まり、集会)。
こちらも箱付きで素敵。
新しいもの好きな人にどうぞ。
!クリスマスプレゼントにはジャパニーズウイスキー
今回は素敵なジャパニーズウイスキーを紹介させていただきました。
どれも個性的でいい男たち。
お世話になったあの方も、コップをひっくり返して喜ばれることでしょう。
ゴクッとおさらい。
いずれもセンスの光るナイスウイスキー。
さてさて長いことお読みいただきありがとうございました。
そしてお酒の神様ありがとう。
それでは、いい夜を。


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